ニホントカゲは飼い方のポイントを抑えて適切に飼育しましょう

ニホントカゲを飼うには野生での生態を知り、できるだけそれに近い環境を整えてあげる事が大切です。ニホントカゲの寿命は5年程度ですが、飼育環境が良いと10年程度生きる場合もあります。野生では自分で生活に必要な環境を作り上げますが、飼育下では人が飼い方を知り健康で活き活きと生活できる環境を作ってあげることが大切です。

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ニホントカゲの適切な飼い方をマスターするには生態を知ることが大切です。

ニホントカゲは西日本に生息する体長15~25cm程度のトカゲです。

子供の頃は焦げ茶色にクリーム色の縦のラインが入っていて尾の部分が輝くような瑠璃色をしています。大人になるとオスもメスも尾の瑠璃色は消えます。メスは子供の頃と同じ身体の色で、オスは濃い赤茶色に焦げ茶色の模様が現れます。
ニホントカゲは午前中に虫を捕まえて食べたり日光浴をし、その他の時は土の中にもぐって過ごします。

そうして動きが素早いので野生のニホントカゲに出会うのは難しいでしょう。
日光浴は身体を温めて消化をよくしたりカルシウムの吸収をよくするなど体調を整えるために欠かせません。
25~30度で活発に活動し、冬の間は冬眠します。
大人になると縄張りを持って生活するので、単体で飼育するようにしましょう。

ニホントカゲの簡単な飼い方は広めの飼育ケースを室内に置いて年間を通して温かく保つことです。

ニホントカゲを飼育する場合は、室内で温かい環境を作ってあげることが大切です。

ベランダなどの外に飼育ケースを置いて冬は冬眠させることも可能ですが、飼育ケースの中で冬眠させるのは非常に難しくそのまま生命を失ってしまう場合が多くあります。
そのため、室内に飼育ケースを置いて冬は紫外線を照射するライトと保温用のライトを併用して冬眠させずに飼育することをおすすめします。
また、飼育ケースはニホントカゲのストレス減少や快適な環境を作るために広めの物を選ぶようにしましょう。

飼育ケース

ニホントカゲは成長しても体長は15~25cm程度とそれ程大きくはなりませんが、俊敏で瞬時にかなりの距離を移動するのでゆとりを持ったサイズの飼育ケースに入れてあげましょう。飼育ケースが狭いとエサを食べる時に壁にぶつかったりとストレスが溜まります。

また、保温する場所と暑い時の退避場所を設けるためにもある程度の広さが求められます。飼育ケースが狭いと汚れやすくなるのでそれだけ清掃もまめに行う必要があります。
それらの事を考慮すると幅が60cm以上ある飼育ケースが望ましいでしょう。
衣装ケースなどでも飼育は可能ですが通気性がよいことが大切なので、蓋をくりぬいてネットを張るなどの改良が必要です。
爬虫類専用の飼育ケースだと上部がメッシュになっているなど通気性がよく、底面にヒーターを入れる隙間が開いているなど工夫が凝らされています。自分で手を加える必要が無いのでとても便利です。

飼育ケースが用意できたら中の環境作りをします。

飼育ケースの中の環境を作りましょう。

飼育ケースの底に床材を敷き詰めます。

ニホントカゲは日光浴をする時とエサを食べる時以外は土の中にもぐって過ごします。

そのため床材が必要です。自然界に近くするためとニホントカゲの安全のためには土が最適でしょう。落ち葉を腐らせて作られた腐葉土がおすすめです。腐葉土だけでは重みに欠けるという場合には黒土を混ぜるとよいでしょう。
爬虫類専用の床材でヤシガラが混ざったものがありますが、エサを食べる時にヤシガラも一緒に食べてしまうと喉や体内で詰まってしまう可能性があるのでおすすめできません。床材は霧吹きで適度に湿った状態を保ちましょう。

日光浴のための石や流木を置く。

野生のニホントカゲが日光浴をする時は石や木の根などの上に乗っています。

これは日光で温まった石や木の根の上に乗ることによって背中だけではなく腹部も温めるためです。腹部を温める事は消化促進のために大切なことなのです。
そのためお腹が密着させられるような平らな面のある石や流木を置いてあげましょう。石の方が温度を保持しやすくおすすめです。流木の場合は濃くて密度があるものを選ぶと温度を保持しやすいでしょう。

水入れ

水は飲むためだけではなく脱皮をする時にも必要になります。そのため身体全体が入れるくらいの大きさの水入れを設置してあげましょう。タッパでも良いのですが縁に乗った時にひっくり返ってしまわないように、また入りやすいように適度に土に埋めるとよいでしょう。

爬虫類専用の水入れは重みがあり縁も低いのでひっくり返らずにニホントカゲが入りやすいのでおすすめです。

ニホントカゲには日光浴と寒い時期には保温が必要です。

ニホントカゲの飼育は25~30度の温度に保ち日光浴をさせることが大切です。

そのためには紫外線と保温用のライトが必要です。
紫外線と保温ライトで日光浴をさせることをバスキングと言います。

紫外線を出すライト。
ニホントカゲは健康維持のために日光浴が欠かせません。
夏の間は午前中に3時間程度日光浴させてあげるのが理想的です。
ただ、毎日午前中に飼育ケースを日光の当たる場所に移動させられる方は少ないと思います。そのため飼育ケースの半分にだけ日光が当たるような場所に置くとよいでしょう。
但し飼育ケース全体が暑くなりすぎることがないように注意が必要です。
そのような場所に置けない場合には夏の間も紫外線を出すライトを使用しましょう。
冬等の寒い季節には日光の当たる窓の近くは寒いので、窓の近くから離して紫外線ライトで日光浴をさせます。

保温用のライト。
冬の間や、春や秋でも室内の温度が25度以下になる場合には紫外線のライトの他に保温用のライトも必要です。

ライトは昼間に日光浴をする爬虫類に適したものを選びましょう。
両方のライトを日光浴用に設置した石や流木に当たるように設置してバスキングスポットを作ります。ライトワット数と照射場所からライトを設置する距離で強さを調節します。長期間使用していると効果が弱くなってくるのでライトの説明書をよく読んで正しく利用しましょう。

ニホントカゲの飼い方に欠かせないのがエサの調達と選び方です。

ペットとして飼育されているニホントカゲの中には人工エサを食べる個体もいますが、多くは昆虫しか食べません。

そのためニホントカゲを飼うにはエサとして常に昆虫を用意しておく必要があります。
昆虫をピンセットでつまんで顔の前に差し出すと食べる場合もありますが、警戒心が強いと食べてくれずニホントカゲがストレスを感じてエサを食べなくなる場合があります。
生きた昆虫を飼育ケース内に入れて与えるのが最も難易度が低くニホントカゲにとってもストレスのない方法です。
エサとなる昆虫は購入してきて与えるまでの間は生きた状態で保つ必要があります。

  • コオロギ
    爬虫類を販売しているペットショップで販売している場合が多いでしょう。まとめて購入して自宅で飼育します。自宅で繁殖させることも可能です。
  • デュビア
    ゴキブリに似た見掛けで栄養価が高い昆虫です。繁殖も容易なので自宅で飼育するのもおすすめです。
  • ミルワーム
    ペットのえさとして広く普及しているのでペットショップやインターネットで簡単に購入することができます。冷蔵庫で数週間保管できるので生餌でありながらも管理も簡単です。ニホントカゲにとってとても美味しいようで喜んで食べます。ただ、栄養が偏ってしまうのでおやつとして与えるか、ビタミンやカルシウムを付加して与えましょう。
エサの昆虫は一種類に偏らずに様々なものを与えると栄養バランスを保持しやすくなります。夏には自然界にいる昆虫を捕獲してきて与えるのもよいでしょう。