サワガニの正しい育て方を知って元気に長生きしてもらいましょう

サワガニは水のきれいな川の浅瀬などに生息します。食用にもなり身近な存在ですが、飼育するとなると思っている以上に難しいものです。子供が捕まえて飼いたいと持ち帰ったけれど、数日で命尽きてしまったという経験をされたことのある方は多いのではないでしょうか。
サワガニの飼育では水質と水温の管理が鍵となります。正しい育て方をマスターしてサワガニに活き活きと長生してもらいましょう。

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サワガニの育て方をマスターするために、まずは生態を知っておきましょう。

サワガニは水のきれいな河川の上流~中流に生息する日本固有の種です。

甲羅の幅は3cm程度で、足も合わせると幅7cm程度まで成長します。
採取して持ち帰り飼育しても長生きしない場合が多く短命なイメージがあるかもしれませんが、寿命は10年程度とかなり長生きします。
夜行性ですが雨天や曇りの日などには昼間でも活動する場合があります。
水中でエラ呼吸するので水中だけで生活することが可能ですが、浅瀬や水際で活動することも多くあります。メスは産卵するときは陸に上がります。寒くなったら陸に上がり、石の隙間などに入って冬眠します。
肉食性の強い雑食性で魚や貝、昆虫、ミミズ、水草などを食べます。

サワガニの正しい育て方に必要なアイテムを揃えましょう。

サワガニを飼育するために必要なアイテムを揃えましょう。

サワガニは水質が悪化するとあっという間に生命を失ってしまいます。サワガニをお迎えする前に飼育アイテムを揃え、持ち帰ったらすぐに入れられるようにしておきましょう。

  • 飼育ケース
    サワガニは浅瀬で見かけることが多く水が少なくてよいイメージがありますが、少ない水で飼育すると水質を保つのが非常に難しくなります。
    大きめの飼育ケースで水の量を多くして飼育すると水質を保ち易くなります。
    飼育ケースは幅30cm程度で2匹が目安です。
    過密になると争って命を落とす場合が多々あるので注意が必要です。
    脱走防止に蓋をしましょう。
  • 底砂
    水槽用の砂利や砂を敷きましょう。サワガニはとにかく水がきれいであることが重要なので、水質を保つことのできる砂がおすすめです。
  • 陸地
    陸地はなくてもよいのですが、少しでもあると陸に上る様子も観察できて楽しいでしょう。また、産卵させる場合には陸が必要です。
  • 隠れ家
    サワガニはとても臆病な生き物なので、安心して暮らせるように隠れ家を作ってあげましょう。特に複数飼いする場合には、隠れ家を沢山作っておくと無用な争いを防ぐことができます。流木や石で隙間を作ったり、熱帯魚やカメ用のシェルター、水草などを入れて作りましょう。
  • 飼育水
    持ち帰ったサワガニを長時間そのままにしておくとあっという間に命を落としてしまいます。
    カルキ抜きした水を用意しておきましょう。
    サワガニを入れる2日くらい前に水槽に水を入れておけば大丈夫です。
    汲み置きするのを忘れていた場合などはカルキ抜き剤を使用すると時間をかけずにカルキ抜きすることができます。

サワガニの正しい育て方に欠かせないの水質の管理です。

サワガニの飼育は水質を保つことができると成功したも同然と言えるでしょう。

そのためには濾過装置を設置してメンテナンスもしっかりと行い濾過能力を維持することが大切です。

  • 外掛け式フィルター
    飼育ケース内の水位が高い場合には飼育ケースの上部に取り付ける外掛け式フィルターがおすすめです。濾過能力が高く、水面が波立つので水の中の酸素量を増やす効果も高くなります。水温を下げる効果もあります。
  • 投げ込み式フィルター
    飼育ケース内の水位が低く水の量が少なめの場合には投げ込み式フィルターがおすすめです。外掛け式フィルターよりも濾過能力は弱くなりますがメンテナンスは容易になります。
水換えの頻度は水量や水温、濾過装置の能力などによって変わってきます。
週に1回3分の1程度を目安として、水換えをしましょう。
水換えの際にはカルキ抜きした水を使用しましょう。

サワガニは高い水温に非常に弱いので夏場の水温管理を徹底しましょう。

サワガニに適した温度は26~28度です。

水温が低い分にはすぐに生命に係わるようなことにはなりません。しかし、高温には非常に弱くすぐに息絶えてしまいます。そのため夏場の水温の管理には細心の注意を払いましょう。

  • 水温計
    水温計を付けて常に水温を把握できるようにしましょう。
  • 冷却ファン
    夏場に水温が28度を越えるような場合にはエアコンで室内を冷やすか、飼育ケースに冷却ファンを取り付けて水温を下げましょう。冷却されすぎないように温度調節機能が付いたものを使用すると安心です。

冬はヒーターで保温して冬眠させない方が安心です。

自然界ではサワガニは冬は冬眠して過ごします。

しかし、飼育下で冬眠させるのは難しくそのまま生命を失ってしまう場合が多くあります。そのため冬はヒーターで保温して冬眠させないことをおすすめします。
サワガニに適した水温は26~28度なので、26度程度に保つように設定するとよいでしょう。
  • 水中ヒーター
    熱帯魚用の水中ヒーターを利用します。サワガニが登って火傷をしないように、カバーを付けましょう。
  • 水位を高くする。
    水の量が少ないと水温を一定に保つのが難しいので、水位が浅いレイアウトにしている場合は水位を高くしましょう。

サワガニのエサは人工飼料がお手軽です。

サワガニは煮干や赤虫、小松菜、ご飯粒、パンなど何でも食べますが、与えるものによって栄養が偏ってしまう可能性があります。

また、これらの食材を与えると水が汚れ易くもなるのであまりおすすめできません。

ザリガニ用の人工飼料だと栄養バランスがよく水も汚れづらいのでおすすめです。

あれこれと考えて食材を刻んだりして用意する必要もありません。

過密になると争って共食いしてしまう場合もあるので基本は単独飼育で、複数飼いする場合には広い飼育ケースと隠れられる場所を多く作りましょう。
脱皮直後は非常に身体が柔らかいので触らないようにしましょう。複数飼いしている場合は傷つけられたり食べられてしまう場合があるので隔離してあげましょう。

サワガニはペアで入れて陸地を作っておくと卵を産む場合があります。
オスは両ハサミの大きさが異なり、メスは同じ大きさなので簡単に判別できます。ペアで飼育する場合には争いや共食いを防ぐため、同じくらいの大きさの個体を選びましょう。

サワガニの飼育をマスターして、元気に長生きしてもらいましょう。