レオパードゲッコーの寿命を知って上手に飼育しましょう

レオパードゲッコーの寿命は野生では27~28年生きることができますが、ペットとして飼育していると10~15年程度の場合が多くなります。野生の方が天敵に襲われる等外部からの危険が多いにも関わらず飼育下の方が短命となるのは、飼育環境が野生で生きる環境よりも劣っているためと考えられます。できる限り長生きしてもらえるように飼育環境を整えて適切に管理しましょう。

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飼育するレオパードゲッコーの寿命が長くなるようにまずはその生態を知っておきましょう。

レオパードゲッコーは野生では27~28年生きるのに飼育下ではその半分程度の10~15年しか生きられない場合が多くなります。
できるだけ長生きしてもらうためには生態を理解してできるだけそれに近い環境を作ってあげることが大切です。

レオパートゲッコーはヒョウモントカゲモドキの英名でレオパとも呼ばれています。

北部を除いたパキスタンと、アフガニスタンとインドのパキスタン付近に生息します。
岩石砂漠や乾燥した草原や林など乾燥した地域に棲み、夜間に活動して日中は岩陰などに潜んでいます。壁を登ったりはせずに地面で暮らします。
主に昆虫やクモなどを食べ、小動物を捕獲して食べる事もあります。
岩等に顔の先端を擦りつけて脱皮を始め、口で皮を引っ張って脱ぎます。脱いだ皮は食べます。
尾の部分に栄養を蓄えることができ、肥えた個体は尾が太くなります。
身体の大きさは全長18~25cm程度まで成長し、メスよりもオスの方が大きくなります。

レオパードゲッコーの寿命がのびるように飼育環境を整えましょう。

レオパートゲッコーが伸び伸びと生活できる環境を作ってあげましょう。

  • 飼育ケース
    レオパードゲッコーができるだけストレスを感じずに過ごせるように広い飼育ケースを用意しましょう。横幅が60cm以上の飼育ケースが望ましいです。身体のサイズからするともっと小さくても飼育可能ですが、運動不足になると筋力が落ちたり肥満になり健康を維持するのが難しくなります。狭い飼育ケースだとエサを食べる時などに壁に鼻をぶつけてしまい、ストレスや病気の原因にもなってしまいます。
    飼育ケースは広いに越した事はありません。
  • 床材
    飼育ケースの底には床材を敷きます。床材は湿度を保ったり排泄物の処理をしやすくしたり、消臭のためにも役立ちます。
    おすすめなのはデザートソイルで、レオパードゲッコーの本来の生息場所に近い環境を作ることができます。爬虫類の床材として販売されている良質なデザートソイルは消臭効果が優れていて保湿もよく見た目にも優れています。
    ただ、エサを食べる時に誤食していると体内に溜まり詰まってしまう可能性があります。エサを食べるのが下手で床材を食べてしまうような個体の場合にはペットシートの利用をおすすめします。
  • 水入れ
    レオパードゲッコーは水を大量には飲みません。水分を舐める程度で足りるので素焼きのシェルターがおすすめです。
    素焼きのトンネルハウスのような形をしていて、上部のくぼみに水を入れると素焼きの内部に染み出てきます。シェルター内部を気に入って多くの時をこの中で過ごす個体は多いようです。

レオパードゲッコーの寿命を長くするためには温度管理も重要です。

レオパードゲッコーの生息する地域では寒暖の差が激しく日中は気温が40度程度まで上がる場合もあれば夜間などは10度以下まで下がる場合もあります。
しかし、野生のレオパードゲッコーは岩陰に隠れたりして快適に過ごせる環境を自分で見つけて生息しています。

飼育ケース内の温度は27度程度を保つように管理してあげましょう。

  • 30度以上になる場合はエアコンを利用する。
    夏に30度以上になる場合はエアコンをつけて30度以上にならないようにしましょう。室内の温度よりも飼育ケース内は通気性が悪いと温度が高くなる場合があります。飼育ケース内に温度計を設置して飼育ケース内の温度が確認できるようにしましょう。
  • 蓋に取り付け上部から全体を温める。
    部屋が寒い場合は飼育ケースの蓋など上部に取り付けて飼育ケース全体を温めるヒーターがおすすめです。更にパネルヒーターを併用して温まれる場所を作ってあげるとよいでしょう。
  • パネルヒーターで部分的に温かい場所を作る。
    パネルヒーターを飼育ケースの半分から3分の1程度だけに敷いて温かい場所を作ります。レオパードゲッコーは自分で温まったり退避したりと温度を調節することができます。

レオパードゲッコーに健康に長生きしてもらうためにはエサの種類と与え方が重要です。

食は生き物の健康を維持するためにとても重要です。食べるものと食べる量、それに食べる時間帯も重要です。

  • コオロギやデュビアなどの昆虫をメインとして与えます。
    レオパードゲッコーは野生では昆虫やクモなどを食べるので、飼育下ではコオロギやデュビアなどの昆虫をメインにして与えます。たまにおやつとしてミルワームを与えると喜ぶでしょう。ミルワームは小皿に入れて与えると食べ易く床材の誤食を防ぐことができます。
    同じエサばかりを与えていると飽きて食べなくなる場合があります。また、違う種類のエサを与えると栄養の偏りを防ぐ事もできるので、色々な種類のエサを与えてみましょう。昆虫やミルワームなどはカルシウムが不足するので必ずカルシウム剤を振りかけて与えるようにします。カルシウム剤を小皿に入れておくと直接食べる場合もあります。
  • エサは子供は毎日、大人は1週間に1回程度与えます。
    子供のうちは毎日食べなくなるまで与えましょう。大人になったらレオパードゲッコーは食べさせすぎないように注意が必要です。
    1週間に1回でコオロギ5匹程度を目安として食欲と体型を見て調節しましょう。
    尻尾の部分に栄養を蓄えるので、尻尾が適度な太さになるようにします。丸々と膨らんでいるのは肥えすぎで、ボディからなだらかなラインで自然に繋がるくらいに保つのが長生きの秘訣です。丸々としているのは可愛く見えますが、肥満は短命の元です。これは人間や犬や猫など多くの生き物に共通して言える事です。
  • 就寝前の時間帯にはエサを与えないようにします。
    寝ると消化が滞ります。爬虫類では消化不良は病気の元で命取りとなります。夜行性なので夜に与えるとよいでしょう。

レオパードゲッコーをよく観察して体調不良に備えておきましょう。

レオパードゲッコーをよく観察して体調に変化があった場合にすぐに気づけるようにしましょう。

爬虫類を診てもらえて信頼できる病院を探しておくといざというときに安心です。

レオパードゲッコーは突然エサを食べなくなる場合があります。いつもおなじエサの場合には飽きた可能性があるので違うエサを与えてみましょう。
何を与えても食べず尻尾を含めて身体全体が痩せてきた場合には獣医さんに診てもらいましょう。

人工エサでの飼育が可能な個体もいます。

レオパードゲッコーは人工エサで飼育できる個体もいます。

しかし、突然食べなくなり生餌なら食べるという状態になる場合も多くあります。
生餌を食べていた個体を人工エサに切り替えるのは非常に難しいようです。
人工エサで飼育したい場合には販売店で既に人工エサで飼育されている個体を選んで購入すると成功する確率が高くなります。
ただ、ずっと人工エサを食べていても食べなくなる場合があります。

レオパードゲッコーを飼う以上は生餌を与える覚悟を持って臨みましょう。
飼っていると可愛くなり、喜んで食べてくれるのならば生餌を与えることにも慣れるものです。

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