蛇は好き嫌いが分かれる生き物で「目や舌が怖い」などとイメージだけで嫌われてしまう場合も多くあります。しかし、まん丸でつぶらな瞳をした蛇や非常に美しい体色をした蛇が存在し、よく見ると「実は可愛いものだ」考えが変わり蛇の飼育を始める方も多くいます。
蛇は清潔で臭いもなく鳴く事がないので静かです。更に餌を毎日与える必要がなく、それに伴い排泄回数も少ないので世話の頻度が少なくて済むペットです。
蛇の種類は多様で、ペットにおすすめの魅力のある種類をご紹介します。
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ペットに適した蛇としてまず挙げられる種類はコーンスネークです。
コーンスネークはペットの蛇として非常に人気がある種類です。
購入は出会いで、欲しいと思った時に流通しているコーンスネークの中から好みの個体を見つけましょう。
焦げ茶やクリーム色など実に色柄が豊富ですが、オレンジ系と白系が多く人気があります。
温和な性格のものが多く飼育が容易でハンドリングも可能なため、初めて蛇を飼う方からとても人気があります。
目がくりくりとして見つめるほどに愛嬌が感じられて女性からも多く好まれます。
スマートで可愛らしい蛇を求める方におすすめします。
寿命は10年程度です。
ボールパイソンはペットの蛇としてコーンスネークと並んで人気がある種類です。
ボールパイソンもコーンスネークと並んで人気があり飼いやすい種類の蛇です。
性格が温和で飼育が難しくなくハンドリングも可能です。
やはり色柄が豊富で、濃い茶色が多く存在しますが白や淡いクリーム色など非常に優しげで美しい色合いの個体も多く存在します。まん丸でつぶらな瞳はコーンスネーク同様に見つめるほどに愛着を感じるようになるでしょう。
力強く迫力が感じられるけれども飼育が難しくない蛇を飼いたい場合におすすめです。
寿命は25年程度と長いので、自分の25年後の生活を考えて飼育を始めましょう。
真っ白な蛇をペットにしたい場合にはブラックラットスネークリューシスティックがおすすめです。
白蛇は昔から縁起がよいと言われ好印象を持たれて来ました。
ブラックラットスネークリューシスティックを実際に目にするとその真っ白な美しさに目を奪われ見とれてしまうでしょう。
様々な種類の蛇で白い個体は存在しますが、その白さ具合は様々です。リューシスティックはアルビノではないので目は黒くなります。真っ白な身体に黒いまん丸な目だけがつやつやと輝き、いくら見ていても見飽きないでしょう。
ブラックラットスネークリューシスティックは白さが純白で生粋の白、蛇が好きではない方でもその真っ白な美しさに見惚れる方は多くいます。テキサスラットスネークリューシスティックも同様に非常に美しい白色をしています。
体長170cm程度まで成長し、細身でスラットした体型をしています。寿命は10年程度です。
黒い蛇をペットにしたい場合にはメキシカンブラックキングがおすすめです。
メキシカンブラックキングは一部白色が混じる固体が多いものの、ほぼ全身が真っ黒な蛇です。
真っ黒なので一見怖そうに見えますが性格は温和で飼育しやすくハンドリングも可能です。
黒いだけに力強さが感じられながらもスマートで飼いやすいので始めて蛇を飼う方にもおすすめです。
蛇の柄がどうも生理的に受け付けないという場合でも、白や黒の単色の蛇は全く印象が異なり大丈夫という場合が多くあります。
蛇はあまり好きではないと思っていても、メキシカンブラックキングは別物で惚れこんでしまったという飼い主さんも多いでしょう。
百聞は一見にしかずというのでとにかく1度見てみることをおすすめします。
希少な種類であるミドリナメラは輝くような緑色が非常に美しい宝石のような蛇です。
ミドリナメラは輝くような明るい緑色に白や黒が地模様のように入った蛇で、希少で価格も高価です。
以前よりは価格が下がってきてはいますがまだ高価な部類に入ります。
明るく輝く緑色は宝石のようで一目惚れしてしまったという飼育者も多くいます。
美しく優しい緑色の体色にぬいぐるみのような真っ黒な瞳がとても愛らしく、蛇が苦手だと思っていたのにミドリナメラだけは別という場合が多くあるので1度出会ってみたい蛇です。
ただ、希少であっただけに飼育者が少なく飼育方法があまり知られてはいません。
特別難しい訳ではないのですが高温には弱いようです。
体長は100cm程度まで成長し細身でスラッとしています。寿命は12年程度で樹上棲なので高さのある飼育ケースが必要です。
一般的な蛇の飼育方法を知ってから飼育を検討しましょう。
特別高湿度を必要としない蛇は飼育がそれほど難しくはありません。今回紹介した蛇はどれも高湿度を要しはしないのでウェットシェルターと水入れさえ設置しておけば床材を湿らせる必要はありません。
- 飼育ケース
飼育ケースは蛇がとぐろをまいた状態の4倍以上の床面積が必要です。広い分には問題ないのでゆとりを持ったサイズの飼育ケースを用意してあげましょう。また、樹上棲の蛇は登り木を入れる必要があるので高さのある飼育ケースを選びましょう。
蛇は想像以上の力持ちで飼育ケースの蓋を開けて脱走します。蓋がしっかりと閉められる飼育ケースを用意しましょう。 - 水入れ
蛇は水を飲む他に身体全体浸かって保湿する場合があるので必ず全身が浸かれるくらいの大きさの水入れを用意しましょう。溺れる事故を防ぐために水の深さや容器の深さは頭を上げると容易に出られるくらいにしましょう。軽いと出入りするときにひっくり返ってしまうので蛇専用の水入れを購入することをおすすめします。 - シェルター
隠れ家や湿度を保つため、熱い時の退避場所にもなるシェルターを用意しましょう。外側がごつごつしていて脱皮の時に身体を擦りつけて利用できるようになっている蛇専用のものを用意してあげるとよいでしょう。 - ヒーター
飼育ケースの底3分の1程度にマットヒーターを敷いて保温スペースを作ります。蛇が自分で温度調節できるように、床全体に敷くことは避けましょう。 - 床材
高湿度を要しない蛇ではペットシートがダニなどが発生しづらくお手入れ簡単でおすすめです。ウッドチップ等を使用する場合にはダニなどの発生を防ぐために2週間に一度は全交換して飼育ケースも水洗いしたり水拭きしましょう。 - 餌
ペットとして販売されている蛇は大抵冷凍マウスで餌付けされています。冷凍マウスを解凍して与えるだけでおやつなどは不要です。