アルマジロトカゲは希少なトカゲですが飼育は難しくはありません

アルマジロトカゲは全身に荒い鱗があり竜をイメージさせる外観で、身を守る時には尾をかじり背中を丸めます。その姿がアルマジロに似ていることからアルマジロトカゲと名づけられました。丸まり鱗が逆立った姿は逆反りになったシャチホコのようにも見えます。非常に希少で価格も高くなかなか手に入りませんが飼育自体は難しくはありません。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

アオジタトカゲの価格は種類によってかなり差があります。

アオジタトカゲには多くの種類があり、種類によってかなり価格に差があります。最も多く流通しているアンボ...

カナヘビの大きさは17cm~26cm程度と個体差があります

カナヘビの大きさにはかなり個体差があり生育環境や幼体時の栄養が影響していると考えられます。カナヘビは...

ニホントカゲは飼い方のポイントを抑えて適切に飼育しましょう

ニホントカゲを飼うには野生での生態を知り、できるだけそれに近い環境を整えてあげる事が大切です。ニホン...

オオヨロイトカゲは入手が難しく値段は70万円程度と高価です

オオヨロイトカゲはとても希少で入手するのが難しいトカゲです。それだけに値段も高くベビーでも60万円程...

ナイルモニターは気性が荒いので心して飼育しましょう

ナイルモニターは手の平に乗るような可愛らしいベビーの状態でよく販売されているのを見かけますが、全長1...

サバンナモニターの寿命は適切に飼育するほどに長くなります

サバンナモニターの寿命は本来は30年程度あると言われています。しかし、野生では15~20年程度で飼育...

スポンサーリンク

アルマジロトカゲは飼育は難しくはありませんが希少でなかなか手に入りません。

アルマジロトカゲは体長20cm程度まで成長し、寿命は20年程度です。

大きな鱗が全身にあり、全ての鱗が逆立ったような概観をしています。鎧を装着したようにも見え、ハードで格好良い印象が人気のトカゲです。
また、名前の由来となった行動も人気のひとつです。身を守るために尾の辺りを口にくわえて背中を丸めた体勢を取ります。この防御姿勢がアルマジロのように見えるためそのまま名づけられました。
アルマジロトカゲは他のトカゲと違った特徴があり、卵ではなく赤ちゃんを産みます。そのため卵が孵化しないということがなく、繁殖させやすい種です。

穏やかな性格をしているので飼い易く人慣れもします。
これらの要因からとてもペットとしての人気が高まり需要は高いのですが非常に流通量が少なくそうそうお目にかかる事はできません。
南アフリカ共和国の固有種で輸出が規制されているので、流通するのは他国で飼育下で繁殖した個体のみです。

アルマジロトカゲを飼育する場合には必要なアイテムを揃えましょう。

アルマジロトカゲを飼育する場合には、必要なアイテムを揃えて万全の体制で飼育に臨みましょう。

  • 飼育ケース
    飼育ケースは横幅が60cm以上のゆとりを持ったサイズがおすすめです。バスキングスポットを設けて飼育ケース内に温度差を作り、アルマジロトカゲが自分で快適な温度を保てるようにします。そのためには大きめの飼育ケースが必要になります。
  • 床材
    床材は砂やウッドチップ、ペットシーツなど好みで選びましょう。砂やウッドチップは誤飲の可能性ががあるので誤飲を防ぐにはペットシーツが最適です。ペットシーツだと清潔でお手入れも容易です。
  • 水入れ
    飲み水入れを用意します。乗ってもひっくり返らないように重みがある容器を選びましょう。溺れないように、大きすぎず深すぎないようにします。
  • 隠れ家
    アルマジロトカゲは臆病なので、安心して過ごせるように隠れ家は必ず設置してあげましょう。生息地に近い岩を模したシェルターがおすすめです。
  • ヒーター
    飼育ケースの底3分の1程度にパネルヒーターを敷いて底から保温します。全体に敷くと暑い時の退避場所がなくなってしまうので3分の1程度だけに敷くことが大切です。
    また、バスキングスポットに保温ライトを使用しますが、寒い季節にそれだけで温まりきらない場合にはエアコンで室内を保温したり飼育ケース上部に取り付ける遠赤外線ヒーターなどを併用しましょう。
  • 温湿度計
    飼育ケース内の数箇所に温度計を設置して各場所の温度が確認できるようにしましょう。
    飼育ケース内は温度の高い場所は40度程度で低い場所は25度程度にします。夜間はバスキングライトを消灯して飼育ケース内は22~25度程度に保たれるようにします。

アルマジロトカゲの飼育にはバスキングスポットが欠かせません。

アルマジロトカゲは昼行性のトカゲで野生では日光浴をして身体を温めて活動します。

日光浴は身体を温めて消化を促進したり紫外線でカルシウムの育成を促す効果があります。アルマジロトカゲが健康を保つために日光浴は不可欠です。
飼育下ではアルマジロトカゲが好きな時に日光浴できるように、人工的に日光用できるバスキングスポットを作る必要があります。
バスキングスポットの温度は35~40度程度にし、夜間は消灯します。
  • 平らな岩や流木を用意する。
    日光浴では日光を浴びるだけではなく日光で温まった岩などにお腹を付けて腹部も温めています。食後に温度が低いと消化不良になり深刻な体調不良に陥る場合があります。それを防ぐために腹部も温められるように平らな岩にライトを照射します。岩や流木の色が濃いとより熱を蓄え温まり易くなります。
  • 紫外線ライト
    爬虫類用の紫外線ライトを飼育ケース上部に設置して照射します。強めの紫外線ライトを選びましょう。ライトには使用期限があり期限が過ぎると紫外線量が落ちて十分な効果が得られなくなります。点灯していても期限がきたら交換しましょう。
  • 保温ライト
    保温ライトも紫外線ライトと合わせて照射します。紫外線ライトと保温ライトが一緒になったバスキングライトも販売されています。

ライトの設置場所が遠いと効果が薄れるので、ライトの設置位置と照射する場所の高さを調節して調度良い強さにしましょう。

アルマジロトカゲの餌はコオロギやデュビアなどを与えます。

アルマジロトカゲには昆虫を中心とした餌を与えます。

爬虫類ショップで販売されているコオロギなどを与えましょう。餌用のコオロギは一般的なペットショップでは大抵置いています。
毎回購入するのは手間がかかり費用もかかるので最初に購入したらその後は自分で繁殖させるという方も多くいます。

カルシウムが不足するのでカルシウム剤を添加する必要があります。爬虫類専用のカルシウム剤を利用しましょう。

カルシウムだけのものとビタミンDが添加されたものがあるので、用量を守ってビタミンDが添加されたものも与えましょう。

ビンにカルシウム剤を入れてコオロギなどを入れて蓋をしめ振ってまぶすのがおすすめです。簡単に添加でき餌が適度に弱り、ビンなので何度でも使用することができます。透明なビンだと中の様子が確認しやすくなります。
自然で採取した虫は感染症などの心配があるので避けましょう。

身元の確かなアルマジロトカゲを購入しましょう。

アルマジロトカゲは高価で取引されるのでお金目当てで違法に捕獲される場合があります。犯罪に巻き込まれてしまう可能性もあるので、飼育下で繁殖したことが確かである身元の確かな個体を確認して購入しましょう。

ペットを飼育するという事は意図せずして野生動物の乱獲に繋がってしまう場合があります。自分が好む事でその種を絶滅の危機に陥れてしまわないようにしたいものです。


Fatal error: Uncaught Error: Call to undefined function set_post_views() in /home/aoad02/nyo-life.com/public_html/wp-content/themes/the-thor-child/single.php:666 Stack trace: #0 /home/aoad02/nyo-life.com/public_html/wp-includes/template-loader.php(106): include() #1 /home/aoad02/nyo-life.com/public_html/wp-blog-header.php(19): require_once('/home/aoad02/ny...') #2 /home/aoad02/nyo-life.com/public_html/index.php(17): require('/home/aoad02/ny...') #3 {main} thrown in /home/aoad02/nyo-life.com/public_html/wp-content/themes/the-thor-child/single.php on line 666