レオパードゲッコーの餌といえばコオロギやデュビアなど爬虫類用の餌として販売されている生餌が一般的です。しかし、ピンセットから食べるようになると冷凍コオロギや人工餌を食べるようになる場合もあります。最近では栄養価の高い人工餌が開発され、ペットショップで人工餌のみで飼育されている個体も多く販売されています。虫を与える事に抵抗がある場合には人工餌に餌付いた個体を選んで購入するとよいでしょう。
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レオパードゲッコーの基本的な餌はコオロギやデュビアなどの生餌です。
レオパードゲッコーは英名で、和名はヒョウモントカゲモドキです。
ペットとして世界的に人気があり流通している殆どの個体は飼育下で繁殖されたものです。
愛らしい容姿に加えて、温和な性格で動きが素早くなく扱いやすいのが人気の要因となっています。夜行性なので紫外線ライトが不要で、丈夫で少ないアイテムで飼育することができます。
ただ、餌は昆虫を中心とした生餌が一般的なので、虫が苦手だと飼育のハードルが高くなります。
餌となるコオロギやデュビアなどの虫を自分で繁殖させる飼育者が多くいます。
しかし、冷凍コオロギや人工餌を食べる個体もいるので、そういった個体を選ぶと生餌を与えなくても飼育することができます。
人工餌を食べるレオパードゲッコーを選んで購入すると生餌を与えずに飼育可能です。
レオパードゲッコーは見れば見るほどつぶらな瞳が愛らしく、その魅力に引き込まれる方が多くいます。
じっとこちらを見つめたり目をつぶって眠る姿など惹き付けられる行動が多々見受けられます。
しかし、「レオパはとっても可愛いのだけれど虫が苦手なので絶対に飼育は無理…」と飼育を諦めていた方は大勢います。
そんな方々にとっては人工餌は非常に画期的な存在です。
人工餌で飼育したい場合には、既に人工餌に餌付いた個体を飼う必要があります。
餌を急に変えると食べない場合が多く、特に生餌を食べていた個体は生餌しか食べない場合が多くあります。
生餌から人工餌に変える場合には生餌と人工餌を併用して徐々に変えることになるので、生餌を与えないければいけません。また、人工餌を食べるようになっても突然また生餌しか食べなくなる可能性もあるので、ベビーの頃から人工餌だけで飼育されている個体を選ぶのが安心です。
販売者にいつから人工餌を食べているのかを確認して購入するとよいでしょう。
最近は栄養価の高い人工餌が開発されています。虫を与える場合にはカルシウム剤やビタミン剤を添加する必要があります。それらを添加する必要の無い人工餌はレオパードゲッコーの餌やりを飛躍的に容易にしてくれます。
ただし、突然人工餌を食べなくなるという可能性もあります。そのような場合には虫を与えるという覚悟をしておきましょう。
レオパードゲッコーの餌には冷凍コオロギという選択肢もあります。
レオパードゲッコーの餌として冷凍コオロギもあります。
冷凍して保管しておき、必要な分だけ解凍して与えます。
生餌を飼育する必要が無くなるので非常に餌の管理が楽になります。
コオロギの手足はイガイガとしてレオパードゲッコーの口の中を傷つけてしまう場合があります。手足を取った冷凍コオロギだと安心して与えることができます。
冷凍コオロギを与えるポイント。
- ピンセットから食べるようにする。
餌をピンセットでつまんで与え、ピンセットから食べる事に慣れさせておく必要があります。そうすると冷凍コオロギでもピンセットでつまんで与えると食べる可能性が高くなります。食べ易いようにコオロギのお尻の端をピンセットでつまんで目の位置より低い場所でチラチラと動かし、生きているような演出をします。 - しっかりと解凍してから与える。
しっかりと芯まで解凍してから与えましょう。凍っているとレオパードゲッコーが消化不良を起こすなど体調を崩してしまう可能性があります。
トレーにキッチンペーパーを敷いて冷凍コオロギを乗せて自然解凍しましょう。大きさや室温によって変わりますが20分程度が目安です。大きなサイズのコオロギの場合にはパネルヒーターの上にトレーを乗せて解凍すると時間短縮できます。 - カルシウム剤とビタミン剤を添加します。
カルシウムやビタミン剤が不足すると骨などに異常をきたす場合があるので必ず添加しましょう。爬虫類用のものを購入して適量を解凍したコオロギにまぶして与えます。
カルシウム剤は毎回。ビタミン剤は週に1回程度が一般的です。
レオパードゲッコーの餌となるコオロギやデュビアを繁殖させる。
いちいち購入する必要がなく、好みのサイズに育てていつでも使用する事ができます。
飼育は難しくはありません。
- 飼育ケースを用意する。
プラケースや小型の衣装ケースでよいでしょう。
風通しが良くなるように、衣装ケースの場合には蓋に穴を開けたり切り取って網を取り付けます。 - 隠れ家や足場を入れます。
紙製の卵のパックや落ち葉等を入れて、隠れ家と足場を作ります。 - 水入れを置く。
水は必須なので切らさないように常時入れておきましょう。 - 餌は良質の物を与える。
生餌が食べた餌を間接的にレオパードゲッコーに与える事になります。また良質な餌を与えてしっかりと栄養をつけさせると、栄養価の高い餌になります。
生餌にするコオロギ専用の餌も販売されているので利用するのもよいでしょう。
レオパードゲッコーの餌の与え方。
レオパードゲッコーの成体は餌を毎日与える必要はありませんが、幼体のうちは毎日与えます。
人工餌の場合は製品の説明に従って与えます。
- 成体
3~4日に1回、コオロギを5匹程度与えます。成体は太らせないように餌の頻度や量を調節しましょう。 - 幼体
毎日食べるだけ与えます。1度に多く食べられないので1日に2~3回食べなくなるまで与えましょう。 - 餌の大きさ
レオパードゲッコーは餌を丸呑みするので餌の大きさには注意が必要です。レオパードゲッコーの頭を上から見て、両目の中心の間の長さと同じくらいが餌の大きさの目安です。餌が大きすぎて飲み込むのに苦労すると、それ以降餌を食べたがらなくなる場合があります。小さめのサイズから与えて食べる様子をよく観察しましょう。
コオロギの後ろ足は引っ掛かったり消化も悪いのでもいで与えるとよいでしょう。 - ピンセットで与える。
生餌でもピンセットでつまんで与えるようにしておくと、冷凍コオロギや人工餌に移行させやすくなります。
生餌を放して食べさせる場合にはレオパードゲッコーが捕まえ易いように後ろ足をもいでおくとよいでしょう。
レオパードゲッコーの餌は人工餌が急激に広まっているので、虫が苦手な方は人工餌を食べる個体を選びましょう。
但し、突然飽きたりして餌を食べなくなる場合もあるので、どの餌でも与えられるようにしておくとレオパードゲッコーのためによいでしょう。