ヤモリは日本の固有種であるニホンヤモリや海外からやってきて人気のあるヒョウモントカゲモドキなど多くの種類がいます。殆どのヤモリの餌はコオロギ等の昆虫や虫ですが、クレステッドゲッコーなど果物を食べる雑食性のヤモリもいます。餌やりの頻度は幼体のうちは毎日、成体は3~4日に1回を目安にして体型を見て調節します。雑食性のヤモリは2~3日に1回と頻度は多めになります。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
-
アカハライモリの寿命は20年程度上手に飼育するともっと生きる
アカハライモリの寿命は10年程度と聞く場合もあれば30年以上生きると聞く場合もありかなり幅があります...
-
ヤモリの子供の餌は生きている小さな虫を食べるだけ与えましょう
ヤモリの子供の餌は、基本的には大人のヤモリと同じで生きている虫です。大人と違うのはサイズです。ヤモリ...
スポンサーリンク
ペットとして飼育されるヤモリには多くの種類が存在し、餌やりの頻度は食性によって若干差があります
ニホンヤモリやヒョウモントカゲモドキ、トッケイヤモリなど動物食のヤモリは、コオロギやクモ、ワラジムシなどを食べます。
動物食だと腹持ちがよい、餌やりの頻度は成体では3~4日に1回程度
クレステッドゲッコーなど雑食性のヤモリは虫の他に果物なども食べるので腹持ちが悪くなり2~3日に1回程度と、動物食のヤモリよりも頻度は多くなります。
ヤモリの餌にはコオロギやデュビアなどの虫を与えましょう
ヤモリは生餌を食べるので、毎回購入するよりも自分で繁殖させると常に餌がある状態で様々なサイズが手に入るので便利です。
特に幼体のうちは小さな餌しか食べられないので、自分で繁殖させると小さなサイズの生餌が手に入り重宝します。
コオロギ
爬虫類の餌用としてコオロギが販売されています。多くのペットショップで扱っている他インターネーットでも購入することができます。インターネットだと販売店が豊富で販売されているコオロギのサイズも各種揃っています。
ヤモリの赤ちゃんでも食べることができる生まれたばかりの体長数mmの極小さなサイズのコオロギも販売されています。
爬虫類を飼育している方ではコオロギを自分で繁殖させている方が大勢います。コオロギの飼育は難しくはありませんが鳴く事と飛び跳ねるので扱いがやや難しいという難点があります。
生餌ではなくても食べるイモリの場合には冷凍コオロギも販売されているので、冷凍コオロギもおすすめです。飼育する手間が不要で冷凍庫にストックできるのでとても便利です。与える前には解凍してから与えます。
デュビア
ゴキブリの一種なのでゴキブリのような外観をしています。しかし、匂いがそれ程せず鳴かず飛び跳ねる事もないのでコオロギよりも飼育が容易です。飼育ケースに入れてエサを入れておくとどんどんと繁殖し、過密で飼育しても問題ないので餌用として飼育するのにもってこいです。
ヤモリの餌やりの頻度は個体の成長具合を見て決めましょう
基本的なヤモリの餌やりの頻度は次のようになっています。
動物食の成体
基本的には3~4日に1回与えます。食欲旺盛な個体だと食べるだけ与えていると太ってしまいます。肥満になると長生きできないので肥満にならないようにエサの量と与える頻度を調節します。
雑食性の成体
虫よりも果物などは水分が多く消化も早いので、虫だけを食べているヤモリよりも腹持ちが悪くなります。そのため餌やりの頻度は若干多くなり2~3日に1回を目安にします。1回に与える虫と果物の割合によっても餌やりの間隔は変わってくるので、太り具合を見て餌やりの量と頻度を調節しましょう。
やはり肥満になると長生きできないので適正な体型を保つようにします。
幼体
幼体の場合は動物食でも雑食性でも食べるだけ与えてしっかりと成長させます。
成長期にしっかりと食べさせて身体作りをする事はとても大切で、この時期に栄養価の高いエサをしっかりと食べさせると大きく丈夫に成長します。
ヤモリの餌には頻度を守ってカルシウム剤とビタミン剤を添加します
ヤモリを飼育する場合には餌にカルシウム剤とビタミン剤を添加する必要があります。添加しないと骨に異常をきたしたり病気になってしまう可能性が高くなります。
爬虫類用のカルシウム剤とビタミン剤が販売されているので必ず餌に添加して与えましょう。
カルシウム剤
ビニール袋に虫とカルシウム剤を入れて空気を入れてビニール袋の口をねじり、振ります。生餌が適度に弱る程度に振ると動きが鈍くなりヤモリに与えやすくなります。
ビタミン剤
ビタミン剤は毎回添加すると過剰となり、過剰となった場合にも病気になってしまう可能性があります。そのためパッケージの説明を読んで添加する頻度を守って与えましょう。
ヤモリが餌を食べない場合にはエサのサイズや種類、飼育環境を見直してみましょう
ヤモリが餌を食べてくれない場合には次の点を見直してみましょう。
餌のサイズ
餌が大きすぎたり小さすぎると食べない場合があります。
小さめのサイズから与えて食べる様子を観察し、楽々飲み込むようであればサイズアップする方法で適正な大きさを見極めましょう。あまりに小さすぎると餌と気付かずに見向きもしない場合があります。
餌の種類
ヤモリは生餌を好みます。
冷凍コオロギや人工餌を食べるヤモリもいますが、それらを食べていて餌を食べなくなった場合に生餌を与えると食べる場合があります。
飼育ケース内の温度
飼育ケース内の温度が適温になっていないと食欲が落ちて食べなくなる場合があります。特に温度が低い場合に拒食となる場合が多くあります。
温度が低いと消化機能が落ちて消化不良になる場合もあります。適温といわれる温度の範囲内で高めに保つようにしてみましょう。
野生で採取した個体は野生に放すことを早めに検討しましょう
野生で採取した個体は飼育環境では餌を食べなくなる場合が多くあります。そのまま命を失ってしまう場合が多くあるので、餌を食べない場合には早めに採取した場所に放してあげましょう。