アフリカツメガエルの飼育目的は二通りに分かれます

アフリカツメガエルの飼育は、アロワナなどの大型の観賞魚のエサにする場合とアフリカツメガエル自体を観賞用として飼育する場合との二通りの目的に分かれます。
基本的なお世話はどちらも同じですが、目的に応じて用意する設備を使い分けると効率的に飼育することができます。
それぞれの目的におすすめの飼育設備と方法をご紹介します。

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アフリカツメガエルを適切に飼育するために、まずはその生態を理解しておきましょう。

アフリカツメガエルは南アフリカの湖や沼などの淡水に生息します。

川など流れのある場所では見られません。
南アフリカは非常に暑い国と思われがちですが夏と冬があり、年間の気温は東京と同じくらいの範囲で推移します。北半球に位置するので夏と冬は日本と反対になりますが、夏は30度程度まで気温が上がり冬は3度程度まで下がり東京とほぼ同じです。
そのためアフリカツメガエルは日本でも生息することができます。

大型の観賞魚のエサやペット、実験用として持ち込まれて日本国内で大量に繁殖されています。

日本の湖や沼で生息が確認されて駆除されたこともあります。
体長は5~13cmとかなり大きくなり口に入るサイズの魚などを捕食します。丈夫で繁殖力も強いので日本の湖や沼に放すとどんどんと増えて生態系を崩してしまう可能性が高く外来種として危険視されています。
寿命は10~15年とかなり長く生きるので、飼育する場合には最後まで責任を持って管理しましょう。

アフリカツメガエルを大型魚のエサとして飼育する場合。

アフリカツメガエルはとても丈夫で飼育が容易な生き物です。

水温は凍るほど低下しない限り生息することができ、多少水が汚れていても大丈夫です。
そのため大型魚のエサとして飼育する場合には、見栄えのする水槽や濾過器、温度管理をするヒーターなどを設置する必要はありません。
必要最小限の設備で飼育してコストを抑えましょう。

小型で深い衣装ケース

エサとして飼育する場合には短期間の飼育になるのでわざわざ水槽を用意する必要はありません。小型の衣装ケースでも飼育することができます。
アフリカツメガエルは陸に上がることはないので、水だけを20cm以上の深さで入れておけば飼育することができます。
床材などは不要です。たまに水面に上がってきて呼吸します。
そのため衣装ケースの蓋をくりぬいてネットを貼り、酸素が行き渡るようにしましょう。
蓋をしっかりと隙間なくしておかないと飛び出してしまう可能性があります。
但し、長期間飼育したりエサとしてアフリカツメガエルを多く与える場合には衣装ケースによっては有害な成分が出てくる可能性があるので水槽を利用した方が安心です。

水はカルキ抜きをして汚れたら交換する。

水はバケツやたらいに水道水を汲んで1~2日置いておくとカルキ抜きできるので、わざわざカルキ抜き剤を購入しなくても済みます。カルキ抜きに要する時間は日光が多くあたり温度が高いほど短くなります。晴れた日に日向に置いておくと2時間程度でカルキ抜きできます。冬や室内の場合には2~3日置いておくとよいでしょう。

アフリカツメガエルは多少汚れた水でも生息可能です。濾過器などを使用しなくても汚れてきたら交換すれば大丈夫です。

目安は一週間に一回水の半量程度を交換します。
飼育スペースの広さと水の量、飼育数やエサによって水の汚れ具合が異なるので、汚れてきたと感じたら交換するようにしましょう。

エサ
エサは金魚や熱帯魚のエサを与えます。金魚やめだかも食べますが手間がかかるので人工エサを与えるので十分です。呼吸をするとき以外は水中でほとんど動かないので沈下性のエサを選ぶとよいでしょう。

アフリカツメガエルを観賞用として飼育する場合。

アフリカツメガエルを観賞用として飼育する場合には、見栄えするように水槽を用意して中を素敵にレイアウトしましょう。

水質を保ち鑑賞しやすくするために濾過器を設置し、ヒーターを設置してあげるとより快適な飼育環境となるでしょう。

  • 水槽
    鑑賞するためには視界がクリアーになるように水槽を利用しましょう。大きい固体は体長が15cm程にもなるので横幅が45cm以上ある水槽を選びます。
    水槽は必ず蓋があるものを選び、世話をする時以外は蓋を閉めておきましょう。隙間が開いていると飛び出してしまう可能性があります。
  • 敷石や隠れ家、水草などを入れる
    鑑賞用の場合には見た目のレイアウトも大切です。本来は何も無くても飼育可能なので決まって必要なアイテムはありません。好みの敷石と水草などをレイアウトしましょう。
    隠れ家はあるとアフリカツメガエルがより快適に暮らすことができます。隠れられるように大きめのものを入れてあげるとよいでしょう。
  • エサ
    エサは金魚や熱帯魚のエサで良いのですが、自然界では他の魚や虫を捕食します。
    金魚やめだか、赤虫などもたまに与えると喜ぶでしょう。
  • 濾過器
    濾過器を設置すると水質が保たれて常にクリアーに鑑賞することができるようになります。水替えの頻度も減らすことができます。外掛けフィルターがおすすめです。
  • ヒーター
    温度固定式のヒーターで十分なので、ヒーターを入れて25度程度に保ってあげると快適に過ごして長生きしてくれるでしょう。

アフリカツメガエルの繁殖とおたまじゃくしの飼育

アフリカツメガエルを飼育して自然に繁殖させるのは難しいですが、上手くすると卵を産んでくれる場合もあります。

繁殖を試みたい場合には自然界での春の訪れのような環境を作ります。水温が下がった状態から徐々に温かくしていくのです。
通常は25度程度の水温を10度程度に下げてその状態を一週間程度続けます。そうして徐々に温かくして25度に戻します。
10度程度の環境は、小さい水槽に移し変えて冷蔵庫の野菜室に入れる方法があります。

水槽の蓋はアフリアツメガエルが飛び出さないように空気穴がある状態でしっかりと閉めましょう。
冷蔵庫に入れるのは抵抗があり可哀相と思われる場合には冷蔵庫で冷やした冷たい水を利用して水槽の温度を下げる方法もあります。
たまたま冷たい水で水替えをして繁殖する場合もあるので、ものは試しでチャレンジしてみるのもよいでしょう。

成体は肉食性が強い雑食ですが、おたまじゃくしは草食性が強くなります。

おたまじゃくしのうちは草食性の熱帯魚のエサを与えましょう。野生では水中を漂う植物プランクトンを食べるので、沈下性の細かい粒のエサを選んであげましょう。

アフリカツメガエルは混泳は避けた方がよいでしょう。

アフリカツメガエルは口を開いて入るサイズの魚などを食べてしまいます。
他の魚との混泳は避けた方がよいでしょう。
見た目以上に口は大きく開くので、大丈夫と思っていても食べられてしまう場合があります。

アフリカツメガエル同士でも大きさが違うと食べてしまうので、サイズ違いのものを飼育する場合には水槽を分けて飼育しましょう。