猫目が魅力のソバージュネコメガエルの生態と飼育方法

ソバージュネコメガエルは鮮やかな緑色にお腹の白い模様がとても美しく、更に猫のような目が独特の魅力をかもし出すカエルです。
一度目にすると強烈な印象が残り、その魅力に惹かれる熱烈なファンは多数います。しかし、流通量が少ないため手に入りづらく高価なカエルです。
ソバージュネコメガエルは多くのカエルと生態が異なり乾燥に強く高湿度に弱いので、生態をよく知って適切に飼育してあげましょう。

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ソバージュネコメガエルは多くのカエルとはかなり異なった生態をしています。

ソバージュネコメガエルはボリビアとパラグアイを中心としてそこに近いブラジルとアルゼンチンの暑くて乾燥した地域に生息します。

多くのカエルとは異なり乾燥に強く、木の上で生活します。
皮膚から油脂を分泌してそれを身体全体に塗り、体内の水分を保持します。多くのカエルは皮膚から水分を吸収して水を飲まないのですが、ソバージュネコメガエルは皮膚の表面を油脂で撥水加工したような状態になっているので水を吸収することができません。そのため口から水を飲みます。
皮膚から出る油脂は幻覚作用などがあるので触ってしまった場合にはよく手を洗いましょう。
体長は7cm程度ででっぷりとした肉付きのよい体つきをしています。
鮮やかな黄緑色の体色に顎からお腹にかけての白い模様がアクセントとなり非常に美しい外観をしていて、まるで人形のようにも見えます。

名前の由来となっているように、明るさによって黒目の形が猫の目のように変化します。

昼間は黒目が縦に細長いのですが、夜になるとまん丸になります。そのため昼間はでっぷりとした身体に細い黒目がふてぶてしい様相を呈していますが、夜にはくりくりとした瞳がとってもキュートで可愛らしい印象になります。昼と夜のギャップが大きく、まるで別の生き物かのようですソバージュネコメガエルの大きな魅力のひとつとなっています。
繁殖させるのが難しく数が少ないので、カエルとしては高価で2万円~4万円くらいします。

ソバージュネコメガエルの飼育に必要なアイテム。

ソバージュネコメガエルの飼育に必要なアイテムをご紹介します。

  • 飼育ケース
    ソバージュネコメガエルは木の上で生活するので、高さがある飼育ケースを用意する必要があります。横幅が60cm程度で高さも60cm以上あるものがよいでしょう。
    乾燥に強く高湿度に弱いので、蒸れないように通気性の良いものを選びましょう。飼育に必要なアイテムを用意しましょう。
  • 飼育ケース
    樹上棲のため高さが必要です。高さは60cm以上、横幅も60cm以上あるものが望ましいでしょう。風通しがよい事が大切なので、側面がガラスなどの場合には天面は網になっているものを選びましょう。
  • 床材
    湿度を高く保つ必要がないので、ペットシーツがお手入れが簡単でおすすめです。
    見栄えをよくするためには爬虫類専用の床材を使用するとよいでしょう。ハスクチップやヤシガラマットが吸湿性がよいのでおすすめです。
  • 止まり木
    ソバージュネコメガエルは木の上で生活するので止まり木は必須です。流木を動かないように設置したり、観葉植物を止まり木として飼育ケース内に置くのもよいでしょう。
    止まりやすいように枝が真横になるように多めに配置するとお気に入りの場所を見つけてくれるでしょう。
  • 水入れ
    水は飲むだけではなく入る事もあるので全身が浸かる大きさの容器を用意しましょう。
  • 温湿度計
    飼育ケース内の温度と湿度が分かるように温湿度計を用意します。ソバージュネコメガエルがいつもいる辺りに設置しましょう。
  • 霧吹き
    乾燥に強いとはいえあまりに乾燥していると不調になる場合があります。頻繁に水入れに入るような場合には霧吹きをして湿度を高めましょう。
    反対に湿度が高すぎて70パーセント以上になるような場合にはエアコンや除湿機で除湿しましょう。

ソバージュネコメガエルは寒い時期にはヒーターで保温してあげましょう。

ソバージュネコメガエルは暑い地域に生息するカエルで寒さは苦手です。

飼育ケース内の温度は22~28度程度になるように調節しましょう。
この温度帯よりも寒くなる場合にはヒーターを使用して24度程度に保ちます。

飼育ケースの天面裏側に取り付けて飼育ケース内全体を保温するヒーターと、飼育ケースの底に敷くパネルヒーターを併用することをおすすめします。パネルヒーターは水入れの下に置くと水温を温かく保つことができます。
飼育ケースの広さや外気温によってはバスキング用の保温ライトで足りる場合もあります。温度計を見て調節しましょう。

ソバージュネコメガエルにはバスキングスポットを作ってあげましょう。

ソバージュネコメガエルは夜行性で夜に活動しますが、全く紫外線が必要ないわけではありません。

昼間は木の上でじっと動かずに過ごし、直射日光は避けていても紫外線は当たっています。
紫外線が不足すると食欲が落ちたり体色が悪くなってしまいます。
また、爬虫類はエサを丸呑みするので温度が低いと消化不良を起こしてしまいます。
このような問題を解決するために、日光浴できるバスキングスポットを作ってあげるとよいでしょう。

バスキングスポットの作り方

紫外線ライトと保温ライトを飼育ケース内の一部に照射します。ソバージュネコメガエルは木の上で過ごすので、止まり木の一部に当たるようにしてバスキングスポットを作ります。止まり木全体に当たってしまうと日光浴したくない時に退避する場所がなくなってしまうので、一部だけに照射することが大切です。
ソバージュネコメガエルが自分で必要な時だけ日光浴をできるようにしてあげましょう。

ソバージュネコメガエルのエサは昆虫で、栄養剤の添加が必要です。

野生のソバージュネコメガエルは昆虫やクモなどの虫を食べます。
飼育下ではコオロギやデュビア、ミルワームなどを与えます。

生餌が基本となりますが、慣れさせると冷凍コオロギや爬虫類用の人工餌も食べるようになります。

  • エサの与え方。
    エサをピンセットで挟んで顔の前に持って行きます。食べない場合は少し揺らしてみます。
    ソバージュネコメガエルは勢いよくかぶり付いてくるのでピンセットの先が当たって怪我をしないように、できるだけエサの端をつまんで与えます。ピンセットの先は尖っていないものを選びましょう。
  • 生餌を与える際の注意点。
    コオロギやミルワームなどは飲み込んだ後に喉や内蔵にかみ付く場合があるのであごを潰してから与えたほうが安心でしょう。コオロギの足は尖っていて消化も悪いので、もいでから与えると喉や内蔵に優しくなります。
  • 栄養剤の添加が必要です。
    昆虫やミルワーム等だけでは栄養が不足するので、両生類専用の栄養剤を必ず添加しましょう。
  • エサの頻度
    エサは成長期の間は毎日食べるだけ与えます。
    大人になったら2日に1回でコオロギ3~4匹を目安として与えます。太り過ぎないように頻度や量を調節しましょう。
ソバージュネコメガエルは非常に独特で魅力のあるカエルです。多くのカエルとは飼育環境が異なるので、ソバージュネコメガエルが元気に長生きできるように適切に管理してあげましょう。